• |  山国町の梨農家の日記  |

  • 激しい雨。

    山に上がってまず合羽を着込み、50枚セットの袋一冊を抱えて梨棚に入る。雨量は3ミリくらいか。この雨のせいで道具をまとめて持ち込めない。袋を止める紐も次の袋も濡れてしまっては使いにくいからだ。使い切ったら補充に小山で戻る。スタートはそんなふうだった。午後になると風が出てきて午後には山の木々を揺らす強風となったが、雨量は逆に減っていき、後半はほとんど気にならない小雨となった。袋を掛けるのは大変ではあるものの退屈ではない。摘果はただ単調な作業に耐えるばかりだが、袋掛けはなぜか集中できる。指先を使う頻度のせいなのかよく判らないけれども、時間の経過を早く感じる。

    激しい雨。

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    山国梨棚新高園

  • 唐突なヘルプ。

    小雨の残る早い時間から防除を始めたが、防除を終えて農薬散布車を洗車する頃になると青空が広がっていた。しかも気温は急上昇して蒸し暑い。まさか晴れるとは思っていなかったから、新高の袋掛けが捗って助かった1日だった。おまけに昼からヘルプの農婦さんがやって来てくれ、後回しにしていた大きな古木とその周辺に袋をしっかり下げてくれた。半日で700枚を2人で消化しただろうか。1日やっていたとすれば1400枚だ。農婦さんの熟練技とスピードは本当にすごい。

    唐突なヘルプ。

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    山国梨棚新高園

  • 除虫菊。

    蚊取り草、と書かれたポッドを梨組合の農婦さんから3つ貰った。梨棚で蚊の多い水まわりや日陰に植えておくと蚊が寄り付かなくなると言う。葉の形状を見ると菊の葉そっくりだから、いわゆる除虫菊なのだろう。香りも菊のそれだ。冬を越せずに枯れてしまうが、虫をしっかり払ってくれるのなら蚊取り線香よりコスパはずっと高い。そういえば初年度は腰から強力蚊取りをぶら下げて農作業をやったものだが、いつの間にかやらなくなってしまった。

    除虫菊。

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    除虫菊

  • 紫陽花。

    紫陽花が見頃だ。自宅のまわり、山への道中、あちこちに青紫の花が咲いている。紫陽花は生育に水分を多量に必要とすることから、恋愛運を吸って未婚の女性が家に根付く縁起の悪い花らしい。たしかに人の手で育っているのか野生なのか判然としない場所に、紫陽花はある。幹線道路の路肩だったり、川沿いの法面だったり、よく日の当たる場所でよく見かける。何にせよ梅雨の今頃、鬱陶しい湿気のなかで目を楽しませてくれる花であることは間違いない。

    紫陽花。

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    山国町国道沿い

  • 雨のち晴天。

    雨がぱらついていた朝。ところが昼前に雨雲は消え去って晴天となった。風は涼しく心地よく、手元も明るいため農作業が捗る。明日もこの天気が続くようだが、気温は高くなるらしい。梅雨の合間の晴れ間といったところか。できればこのまま雨の日と晴れが交互に来ないかなと思う。梨には水が要るけれど、農作業は晴れていて欲しい。もしくは夜間だけ降るとか。とにかく1日も早く袋掛けを終えて新高を虫と日光から守ってやりたいのだ。

    雨のち晴天。

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    山国梨棚新高園

  • 梅雨入り。

    梅雨入りしたらしい。天気予報は更新するたび雨の時間が変わり、結局降り出したのは夕方からだった。朝の予報では午後すぐの予報だったので慌てて山へ上がり、防除に取り掛かった。防除後すぐに雨が降らないのは助かる。薬剤に展着剤を混入させた散布は完全に乾き、これでひとまずは安心だ。週末からは雨の日が続く。次の防除予定日は雨。どこかで雨足が弱くなってくれれば、そこで散布することになるだろう。地面の泥化が鬱陶しいが、この時期は避けられない障害だ。農薬散布車は斜面を上らずに滑ってスワンボートのような挙動になる。事故らないよう注意しなければ。

    梅雨入り。

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    山国町市平

  • JA製と他メーカー製の袋。

    どうにも袋が怪しい。怪しいというのは数のことだ。用意した数では足りないかもしれず、昨年の残りを早々に投入した。前回も数を読み違ってしまい、急遽足りないぶんを買い足した。今年も読み切れないまま6月も半ばに突入してしまった。おそらくぎりぎり足りるだろうと楽観的でいるとして、足りない場合は無袋で仕方がないだろう。JA製の袋と他企業の袋だが、どちらも一長一短があり、製造元の違いを知るのも大事だなと思う。ただし、これからヘルプでやって来る予定の農婦さんたちのお気に入りはJA製だ。テストであれこれ購入するにしても、自分で使うぶんだけになりそうだ。

    JA製と他メーカー製の袋。

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    山国梨棚新高園

  • ゴマダラカミキリ。

    羽音がしたので顔を向けるとゴマダラカミキリが飛んでいた。スズメバチやバッタの羽音ではない甲虫の飛翔音だ。農作業の手を止め、脚立から急いで降りてカミキリの跡を追った。体が大きいからカメムシのように飛ばれたら見失うということはない。梨の葉にとまって触覚を動かしている姿をすぐ見つけて叩き落とした。今年はカメムシもカミキリムシも多い。ゴマダラカミキリは本来梨の木を荒らさない筈なのだが、桃やミカンその他適当な木が見つからない場合は木を選ばなくなるらしい。見つけたら即駆除の害虫であり、すぐに駆除するにはする。しかし、こんなに美しい生き物を潰してしまうのは気持ちのよいものではない。

    ゴマダラカミキリ。

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    山国梨棚新高園

  • 摘果鋏の手入れ。

    袋掛けをやりつつ不要な子房を落としていく。最初に大雑把な摘果をやっておき、袋をかけるタイミングで最後の摘果をやるわけだ。この時期は農作業を始める前に鋏の手入れをしない。鋏の使用頻度が落ちるため切れ味が落ちてから対応するようにしている。切れ味を落とす原因は摩耗ではなく、樹液のこびり付きなので煙草に火を点けるときなどに水に浸しておく。しばらくして水から上げ、砥石で汚れを除去してやる。時間にして数分。鋏は切れ味を復活させ、ナイロンの誘引紐も難なく切れる。梨だなの休憩時間はこんな感じだ。

    摘果鋏の手入れ。

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    山国梨棚新高園

  • 夕立と雷鳴。

    夕方、そろそろ農作業に終わりが見えてきたあたりで雷鳴が響き、だしぬけに雨が降り始めた。雨粒が葉を叩く前触れの音もなく唐突にざっと来たので続けるか切り上げるかで悩んでしまう。できればあと50枚、袋を掛けてしまいたかったからだ。空を見上げると雲は薄く、遠くは青空が見えている。たぶんすぐに止むだろうと踏んで袋掛けを続行したが、これが珍しく正解となった。袋が入ったダンボール箱はひとつ1500枚梱包されており、最後の50枚が残っていた。これを掛けてしまえばキリがよい。そんなわけで薄暗くなった梨棚の下、雨に濡れながら50枚を使い切って山を下った。この時間の雨は悪くない。灌水になるし気温がぐっと下がる。軽トラの運転席は涼しい風が吹き抜け、雨も止んで快適な帰路となった。

    夕立と雷鳴。

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    山国町市平

  • 田植えが済んだ水田。

    暑い1日だった。午前中に合羽を着込んで防除をやり、その後に草刈りをやったせいもあるだろう。凪いだ梨棚では汗が引かず今年で一番不快。持ち込んだ水はすぐに飲み干してしまい、午後ずっと渇きに悩まされた。だがそれも夕方まで。日が傾くと湿気と気温はひとまず落ち着いて涼しい風が軽トラの中へ流れ込んでくる。西側の道を走って山を下ると、水を張った水田は田植えが終わっていて、たぶんこの水面が風を冷やしているんだろうなと思った。

    田植えが済んだ水田。

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    山国町平小野

  • 日増しに膨らむ新高。

    袋を掛けているそばから新高が膨らんでいる気がする。豊水や豊月は摘果するまで子房の数を減らさず成長する傾向が強いが、新高は小さな子房を落として1つか2つ、多くても3つに数を減らしている。おまけに子房が大きいから摘果がやり易い。なるべく大きく丸い子房を残し、それを袋で包む。包んでしまえば、あとは収穫までそのまま。緑色の子房がいつどんな感じに色付くのかは判らない。袋を少し破ってみたりは収穫直前までしない。ただ手のひらで包んで大きさを確認するばかりだ。今年の新高は去年より大きくなりそうな気がする。

    日増しに膨らむ新高。

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    山国梨棚新高園

  • 獣道の水路。

    子供の猪が凄まじい金切声で母親を呼ぶ声が聞こえたのは昨日のことだ。檻を壊そうと暴れる金属音もときどき響く。猪の子供の1匹が檻の罠にハマっているようなのだ。母親は無事だった子供たちを引き連れ、こちらの足元の極近距離を行ったり来たりしている。梨棚の外周に張り巡らした鉄柵がなければ怖くてとても農作業どころではない。母親の鼻息は荒く、後を追う子供たちも落ち着きがなかった。今日、猪の鳴き声は聞こえなかった。猟師が処理してしまったのだろうと考えていたが、そうではないらしい。怖くて近づけなかった檻を見てみると、どうやら罠にハマっていたのではないようなのだ。ではあの鳴き声や金属音は何だったのか?母親の鼻息はなぜああも荒かったのか。猪の家族は水路を伝い移動していた、それだけは確実なのだが。

    獣道の水路。

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    山国梨棚新高園水路

  • 刈っては伸びる雑草。

    袋掛けの合間に、毎日草刈りも続けている。草刈りは1日で終わらせるには広過ぎるため、部分的に分けてやっているのだが、最初に刈り取った地面にもう雑草が茂っている。秋が来るまでこのイタチごっこが続くとわかっているとは言え、爆発的に伸びる雑草にはうんざりさせられる。刈払機を肩に下げて移動するとき、伸び始めた葉を刈り取ってはいるのだけれどまったく追いつかない。これから8月に向かって草刈りはますます重労働になる。新高の袋掛けだけ集中したいのに、雑用の頻度も高まるのだ。

    刈っては伸びる雑草。

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    山国梨棚新高園

  • 終業を告げる夕立。

    梨の葉がパチパチと音を立てたのが夕方5時くらい。その後棚の下は急速に光を失って暗くなり、袋が掛け辛くなる。これはすぐ来るな、ということで帰り支度を始め、軽トラに逃げ込んだのが5時30分だった。体感で10ミリほどの夕立。バタバタと軽トラの屋根を叩いて煩いほどの降りだ。今日は400枚掛けるつもりでいたし、夕立がなければ400枚いけただろう。しかし終業を告げる雨のせいで中断するしかなかった。400枚は明日だ。

    終業を告げる夕立。

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    山国町市平

  • 長い夕暮れ。

    夕焼けが綺麗だ。軽トラの窓を全開に帰路を走る日が続いている。朝の道路はこんな田舎であっても混雑するのに帰宅時間はそれほどでもない。前を走る車両はなく、うしろから急いでついてくる忙しない車もない。こののんびりした空気がちょっと寄り道してみようという気にさせ、じゃあ静かな場所で一服しようとハンドルを切る。この時間、耶馬溪ダムの堤体で人影を見ることはまずない。空は高く、風が心地よい。夕焼けが暗い灰色に置き換わるまで展望台の手摺にもたれ風景をぼんやり眺めて過ごした。

    長い夕暮れ。

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    耶馬溪ダム堤体

  • 昼の休憩。

    涼しい日が続く。午前中は肌寒くさえ感じ、袋掛けの合間に草刈りをやっても汗をかかない。こんな日は不思議と食欲が増し、正午を待たずに腹が減って耐え難くなる。普段は朝食も昼食も摂らずに農作業を進めるのだが、袋掛けを中断してコンビニへ走ってパンとコーヒーを買った。山国川の静かな場所まで10分、やたらと澄んだ川の流れのそばで30分ほど休憩。時間がもったいないことはわかっているが、たまにはよい。

    昼の休憩。

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    英彦山山麓

  • 袋掛け開始。

    袋掛けを開始。最初は500枚を目指して脚立を上がったが、丸一日かけて350枚しか掛けられなかった。去年もそうだ。300枚から開始して終盤になってようやく500枚を超えた。梨農家が1日に処理できる数としては少な過ぎて泣ける。最低でも600は掛けたいところだ。水を張ったポリバケツには600枚の袋を用意してはいたのに、半分近く残してしまい水から上げることになった。袋を水に浸けておくのは、耐水処理された硬い紙を柔らかく使いやすくするためなのだが、浸け過ぎると底まで水を吸ってしまって扱い辛くなる。バケツの水を捨て、翌日すぐ使えるよう新しい袋を足して小屋に戻した。明日は400といったところか。

    袋掛け開始。

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    山国梨棚新高園

  • 不調。

    体調を崩してしまった。午前中、いつもより遅れて山に到着したが雨は止まずにまだ降り続けていた。合羽を着て農作業を始めたものの、どうにも気分も調子も乗らない。体はまだ雨に濡れておらず、雨足は次第に去っていったのに寒くて仕方がない。何より煙草の味が違うのだ。とにかくすぐ帰って寝ようと思った。作業は普段の半分ほどしか進んでいないけれどこんな日もある。

    不調。

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    山国町市平

  • カメムシの食害。

    ネットで記事にもなっているカメムシの大量発生。山国には来ないでくれと念じていたがそうはいかなかったようだ。大量発生というわけではないものの、それでもカメムシは例年より多い。これまで姿を見ることのなかった新高園に散見され、局所的に被害も出ている。エクボのように凹んだ吸引跡がカメムシの食害だ。カメムシに集られた子房はハサミで落とすしかない。丸く大きく成長している子房にカメムシの食害があるとこっちまで凹む。今朝の防除もカメムシに効く殺虫剤を混ぜて農薬散布車を走らせた。暑くなる夏に向けてしばらくは緊張状態が続きそうだ。

    カメムシの食害。

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    山国梨棚新高園

  • 木漏れ日。

    2日間の雨が去って陽射しが戻った。暑くも寒くもない農作業日和だ。ときどき緩い風が梨棚を吹き抜けて気持ちが良い。摘果をやりつつ、首が痛くなってきたら気分転換も兼ねて草刈りをやる。梨棚の木漏れ日から出て刈払機を動かし、汗をかいたら梨棚に戻って摘果をやる。雑草を1日で刈り取ろうなどとは考えていない。摘果はしばらく続くからその間に終わればよいのだ。それにしても一日中両手を上げて摘果をやるのは辛い。日が傾く頃には肩が張り、集中力が途切れる。定期的に座って煙草を喫いつつ休憩を挟むと痛みが多少緩和されるのだが、今日はちょっと張り切ってしまった。

    木漏れ日。

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    山国梨棚新高園

  • 雨のなか洗車。

    激しい雨足が過ぎるのを待ってから合羽を着た。とんでもない気紛れから雨が降る中、軽トラを洗車する気になったからだ。農道に接した位置に蛇口がある豊水園へ向かい、幌を剥がしていきなりブラシで汚れを浮かす。浮いた汚れは雨が流してくれる。時間をかけて全体にブラシをかけ、最後に水道のホースを摘んで汚れを落とすと、驚くほど白い車体になった。こんなに白かったのかとしばらく車体の周りをぐるぐる回って車体を眺め、気が済んでから摘果をやった。雨は予報を更新するたびに長くなり、霧雨まで弱まるのは午後3時を過ぎてからだった。

    雨のなか洗車。

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    山国町市平

  • 雨の日の摘果。

    予報のとおり雨。昨夜は強く降ったようだ。今夜も強く降るようだが、灌水の要る梨の木にはちょうど良い。風を伴わない雨だから枝の心配をしなくてよく、上がる時間だけが気になる。摘果は他の作業と違い雨天でもできるとはいえ、やはり明るい晴天が捗る。葉を透過する陽射しが、葉に隠された子房の影を映してくれるからだ。雨が降ると摘果漏れが増え、枝を見上げる作業は顔を雨粒が打ってやりにくい。台風が発生しているようだし、ここ数日は頻繁に天気予報を更新することになりそうだ。

    雨の日の摘果。

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    道の駅やまくに

  • 苗木に水をやる。

    しばらく雨が降っていない。毎日の農作業にはよいけれども、梨の木には水が要る。充分に成長した木であれば根を深く張って乾燥に耐えてくれるが、苗木となるとそうはいかない。葉をだらっと垂らして不調がすぐに判る。そんなときは農作業を中断してバケツに水を汲み、梨棚の急な傾斜を運んでやる。すると6時間ほどで苗木の葉に生気が戻り、翌朝にはしっかり開いてピンと張った葉になる。今夜から早朝にかけて雨、明後日は雨の予報だ。明日は肥料を撒いておこう。

    苗木に水をやる。

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    山国梨棚新高園

  • 危険な子房溜まり。

    摘果を続けていると、足元に切り落とした子房が溜まる。日田市で研修をしていた頃、農夫さんが半分冗談に足元には注意しすることと言っていた。長靴で踏んだ数によってはベアリングのように転がって滑ってしまうのだそうだ。そして今日、その通りになった。脚立から降りて振り返ろうとしたとき足が滑って足首を挫いてしまったのだ。激痛が走り、しばらく動けずに作業を中断したまま痛みに耐えていたのだが、運の良いことに腫れはなく痛みも次第に薄らいでいった。収穫を前に動けなくなるのは大変困る。その後、挫いた足首を庇うように作業を続けて山を下り、腫れが来ないか怯えている。

    危険な子房溜まり。

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    山国梨棚新高園

  • 花粉樹の子房。

    新高園の木々の中に、花粉樹を植えている。元々あったヤーリーが1本、新植した正体不明の花粉樹が2本だ。正体不明の花粉樹は1年を経過してみるとヤーリーそっくりな枝ぶりに成長して、沢山の子房もぶらさげている。本当に花粉樹なのか訝っていたけれど、花粉樹の枝の隣か、交差する新高の枝は実の付きがとてもよいので本当に花粉樹なのだろう。新高の摘果の合間に花粉樹の子房を落とした。直径がせいぜい数ミリの子房が実ることはないのだが、枝に暴れられても困るので適量を枝に残した。花粉の調達が難しい今、1年でも早く大きくなってほしいものだ。

    花粉樹の子房。

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    山国梨棚新高園

  • 新高の摘果開始。

    新高の摘果に取り掛かった。午前中に草刈りをやり、動きやすい状態にしてから脚立や摘果挟など道具類を持ち込んだ。豊水に比べて新高は摘果がやり易い。後回しにしたぶん子房が大きくふくらんでいるし、1花そうあたりに下がっている子房の数が2〜4つと少ない。豊水はある程度膨らんでもまだ6つしっかり下がっていたりして鋏を動かす手間がまったく違う。脚立を立てては動かしを繰り返して黙々と新高の摘果を続ける。園の半分ほど進めたらいよいよ袋掛けだ。

    新高の摘果開始。

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    山国梨棚新高園

  • スイカズラの香り。

    豊水の摘果をやっていると良い香りが漂ってくる。5月に入ってからずっとこの香りが梨棚を包んでいる。香りの正体はスイカズラだ。白と黄色の花は綺麗だし香りも良いこの花は、残念ながらツルを伸ばす。取り除くつもりがなくても野薔薇に絡み、カズラに絡んでしまうため草刈りで除去せざるを得ない。豊水はあと1日もあれば摘果が終わる。摘果が終われば新高園と合わせて草刈りをやらないといけない。この香りを楽しんでいられるのもあと数日ということだ。

    スイカズラの香り。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 梨棚の隅の渋柿。

    冬の剪定の時期、焚き火のすぐそばで立ち枯れてしまったかに思えていた渋柿の木。春が来ると突然スイッチが入ったかのように枝に正気が宿り、梨の新梢成長期になると青々とした葉でその樹幹を覆ってしまった。去年もそうだったが、しっかり生きているのだ。秋になると少量の柿を実らせ、園主の農婦さんに摘み取られたあと干し柿になって戻ってくる。白菜、椎茸、キャベツ、そして紐で結ばれた干し柿。山に上がっていると秋はとくに野菜を買うことがなくなる。

    梨棚の隅の渋柿。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 暑い陽射し。

    気温が夏へと近づきつつある。今週までは夜間はいくらか寒かった。来週の予報はもう15℃を下回ることはないようだ。今日も朝から太陽が見え、遮蔽物のないところでは暑い。梨棚の木漏れ日の下に逃げ込んで、駐車エリアの草刈りは後回しに摘果へ取り掛かった。隣の農婦さんは豊水幸水の摘果をとっくに終え、もっと高いところにある梨棚に移動してしまっている。こっちはというと遅れながらも豊水の摘果に終わりが見えてきたところだ。5月の後半には新高の摘果、そして袋掛けがスタートできそうだ。

    暑い陽射し。

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    山国梨棚豊水幸水園