• |  山国町の梨農家の日記  |

  • 濃霧の引っ越し。

    昨夜遅くからのまとまった雨は、濃霧を残して止んだ。出発地は日田市で向かう先は山国の梨団地。引っ越しをしたのだ。山国に来てから2度目になる。引っ越すごとに山国から離れ、終のすみかとなる予定の次の土地は、山国から随分離れてしまった。日田市で雨が降っていても山国は晴れていたりするせいで空が読めず、移動にも勿論時間がかかる。梨団地の組合員は呆れていることだろう。山国に広い空き家はなく、ならば住みたい土地に住みたいという願望を押してしまったが、後悔することになるかもしれない。

    濃霧の引っ越し。

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    山国町東部梨団地

  • 伐株山。

    買い物のため、仕事のあとで玖珠町へ。山国と同じく山間の小さな町だが、商施設の充実ぶりは山国と大きく違う。人口差と言えばそれまでだが、コンビニがたった一軒あるだけの山国とは差がありすぎる気がする。町のどこからでも見えるメサは伐株山で、頂上からの眺めはなかなからしく、グライダーから俯瞰する動画はトトロの風景そのまま。いつか上がってみるつもりだ。

    伐株山。

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    玖珠町伐株山

  • 幸水の苗木。

    幸水の苗木を触る。去年植えた苗木は今年で2年目だ。幸水は枯れやすいから3本植えたうち1本は欠落してしまうだろうと思っていたのに、すくすくと成長中。主枝予定の2つの枝はまっすぐ伸びて防鳥ネットに届くほど。この2本は園の上手下手に向けて分け、最終的に2本主枝か3本主枝にする予定だ。今年の夏も酷暑が予想されるそうだから、灌水を怠らずしっかり育てたい。

    幸水の苗木。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 豊水の古木。

    丸1日かけて豊水を1本剪定した。いや、1本に丸1日かけてしまった。画像での樹幹はそれほど太く見えないが、豊水園では古木の中で大きい部類の木だ。豊水が剪定し辛い理由のひとつに徒長枝が多いことが挙げられる。この古木は特に勢いよく枝を徒長させる上に数も多いので、使わない枝を落とすだけでも時間を食う。みぞれが何度か降り、午後遅くなって寒さが厳しくなるあたりでようやく終了。冷え切った指先に息を吹きかけつつ山を下った。

    豊水の古木。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 小雨、気温5℃。

    朝から小雨のまま終日降り続けた。気温は5℃。手袋が濡れて指が動かず、焚き火も起こせず、真冬の剪定に戻った感じだ。その日の剪定を終えて梨棚メンバーの流線園を訪ねると、ちょうど作業を終えるところで、寒かった1日を雑談で締めくくった。流線形に整えられた梨の木は、剪定を終えてさっぱりすると本当に綺麗だ。短い樹間や、揃った側枝の方向がそう見せるのだろう。もう苗木を過ぎてこれからが楽しみな若い梨園に成長している。

    小雨、気温5℃。

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    山国梨棚流線園

  • 農家食堂で夕食。

    野菜9割の夕食。山国町に来た最初の頃よく利用した農家食堂に行った。一緒にいた梨棚メンバーは3皿食べ、こちらも同じくらいを想定していたが2皿でダウン。ほぼサラダに少量の鶏肉でお腹いっぱいとなった。アクセスの悪い立地にあり平日でもあるのに客は少なくなく、年齢層も高め。大量の料理を前に少量を皿に乗せて談笑する年配者の姿が印象的だった。また食べに来よう。

    農家食堂で夕食。

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    日田市大山町農協

  • 折れる、あきづきの枝。

    あきづきの枝は脆く折れやすい。豊水や幸水より硬くしなやかさに欠ける。注意して降ろさないと、ぽきっと折れてしまうのだ。側枝ならまだ残念に感じながらも他の枝でリカバリできたりもするが、主枝の先端という重要な枝は残念では済まない。かなり注意していても折れることがあるし、誘引してしばらくしてから遠くにバキっという音を聞くこともある。今日も花芽がしっかりついた待ち枝を1本やってしまった。折ってもまだ使えたりする豊水とは対照的に、あきづきの枝はもう切り捨てるしかない折れ方をするのも特徴的だ。

    折れる、あきづきの枝。

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    山国梨棚豊水幸水園/あきづき

  • 暖かい雨。

    すぐ止むだろうと思っていた早朝の雨は午後になっても降り続けた。それでも農作業を続けられたのは暖かい雨だったからだ。降りも強くはない。雨の日の剪定は基本的にしないべきだが、スケジュール的にやむを得ないのだ。今年の開花は早そうだし、花芽が開けばすぐに葉も茂る。時間が経つほど剪定はやりにくくなっていく。花摘みまでに剪定は終わらせておきたい。パーカーのフードが重くなるほど濡れて不快に感じるまでは剪定を続け、早めに山を下った。

    暖かい雨。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 一目八景。

    玖珠町と耶馬溪町を結ぶ山間ルート上に一目八景はあって、秋になると紅葉を楽しむ観光客で賑わう。寂れた小さな商店街は道路を塞ぐほどの人で溢れるのだけれど、オフシーズンはかなり静かだ。色のない山の景色は確かに何もないと言えばそうとも言える。けれども山間道路脇を流れる渓流の苔生した岩や、独特な形をした岩峰群は冬でもなかなか見応えがあると思うのだ。田舎道が混雑するのは困るし、空いた道を景色を楽しみつつゆるゆる走るのは気持ち良い反面、人の気配がない景勝地はやはり寂しいとも思う。

    一目八景。

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    耶馬溪町/一目八景

  • 晴れから曇りのち雨。

    晴れでスタートした農作業。時間が経つほどに雲が増えて山を下る頃には雨が落ちそうな空だった。このあと天気は崩れていくようだ。1週間前なら寒さに震えていただろうけれど、今日は春の到来を感じるほど暖かい。10℃〜15℃あたりの気温は剪定に最適、枝の色が判別しにくくなる夕方近くまで続けられる。指先に息で温めることもなく、焚き火も暑くない。これが20℃となると焚き火の熱が鬱陶しくなり、上着を着ていると汗をかく。この気温が続いてほしいが、来週は寒の戻りだそうだ。

    晴れから曇りのち雨。

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    山国町市平

  • 幸水に生えたキノコ。

    幸水の枯れ枝にキノコが生えていた。衰弱して落とした主枝から伸びていた側枝のひとつだ。キノコが生えた木は終わり。菌糸の成長に抗う力がなく、時間をかけてゆっくりと枯死してゆく。今のところ例外はなく、せいぜい衰弱した主枝を落とし、キノコを焼いてしまうくらいしか手がない。残った亜主枝はまだ元気ではあるものの、収穫の直前で唐突に衰弱したりもする。だから早めに主枝に見切りをつけたのだが。どうなるやら。

    幸水に生えたキノコ。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 枯れてゆく、あきづき苗木。

    あきづきの苗木が2本枯れた。これで3本目だ。うち1本は去年から衰弱していたが、それでも枯れてしまうのは悲しい。枯れた3本は傾斜地を2等分した下方に集中しており、傾斜地の上にある苗木はどれもしっかり成長している。雨で流れる堆肥や肥料を考えると下方の成長が促されそうな気もするけれど、実際には逆の結果だ。苗木の衰弱は土中のカビだと断定していたが、これも違って原因は不明。今年の年末は欠損したぶんを新植しなければ。

    枯れてゆく、あきづき苗木。

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    山国梨棚豊水幸水園/あきづき

  • ハサミを研ぐ。

    昨日に続いて寒い朝。水道は凍りついて蛇口が回せず、水路を流れる水を汲んで剪定ハサミを研ぐ。太陽光を反射させると無数の傷に気付くが、今日の仕事を終える頃には見えなくなっている。こうして毎日研ぐせいで噛み合わせたブレードには極僅かに隙間が出来て誘引紐が切りにくくなっていく。研磨の上手な人がやればこうはならないのかもしれない。このハサミは今年まで。来年は新しいハサミを使う予定だ。

    ハサミを研ぐ。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 剪定ハサミ。

    寒い朝だった。日中になっても気温が上がらないどころか雪まで舞う始末。こんな日に水を触るのは嫌だけれど剪定ハサミだけは研いでおかないと誘引紐が切れなくなる。今使っているハサミは3年目でなかなか年季が入ってきた。ブレード全体をピカピカにしておけるとよいが、さすがに面倒臭い。斬れ味が維持できれば良いというノリで、ざっと研いでおく。日が傾く頃になるとブレードの刃先はくすんで灰色になる。刃先が銀に輝くのはまた翌日の朝だ。

    剪定ハサミ。

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    岡恒/剪定ハサミ

  • あきづきの剪定。

    あきづきの剪定をやる。数は多くないが、豊水園の空いたスペースに苗木が植えてあり、そのレイアウトのまま引き継いで今年で4年目になる。いくつかは枯れ、いくつかは衰弱しつつあるけれども順調に成長している苗木はもう苗木とは呼べない立派な樹幹になりつつあり、ちょっと触って終える剪定とはいかなくなった。新梢を激しく徒長させて、古木の豊水とは対象的に荒々しい枝ぶり。舐めていたら意外と時間を費やしてしまい、焦りつつ次の豊水に取り掛かった。

    あきづきの剪定。

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    山国梨棚豊水幸水園/あきづき

  • 小さな青い花。

    小さな青い花が咲いた。梨棚のまわり、水路のそば、最初に開花するのがこの花だ。オオイヌノフグリのようだが正確なところは判らない。このずっと後、暑くなってくる頃に咲くのは同じく小さな青い花のツユクサだ。どちらも群生して草刈りの対象となる。ようやく寒い季節が終わる。

    小さな青い花。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 斬れ味が落ちる。

    豊水を切り始めて解った。ノコをダメにするのは豊水の木だった。剪定に取り掛かる日に、毎年ノコの刃を新調する。切れ味が落ちるのもそうだが、樹液が刃に固着して滑りが悪くなるからだ。大量の枝を落とすから、まあそんなものだろうと考えてはいたのだけれど、新高から豊水へ木を変えるとノコが滑らなくなると改めて気がついた。刃に付着した豊水の大鋸屑は叩いたくらいでは落ちないし、刃がすぐに黒くなる。樹液というか枝にある水分が僅かにでも多いせいなのかもしれない。水に浸して丁寧に拭ってやれば消える汚れではあるが、毎朝やるくらいでないといけないのはかなり面倒だ。だからといって放置しておくと終いには斬れなくなる。今年も剪定の終わりまで誤魔化しつつ使うことになるのだろう。

    斬れ味が落ちる。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 伸び始めた雑草。

    寒波が去ってしばらく穏やかな陽気が続いた結果、雑草が伸び始めた。色のなかった地面が唐突に緑味を帯びて気がつけば草刈りで汗を流す季節に突入する。今はまだ静かだが、この状態はすぐに終わるのだ。開花時期が過ぎると雑草は手が付けられないほど蔓延って、摘果に草刈りと時間が足りなくなる。梨棚の保湿や車両の足場として、雑草がなくなるのも困るけれども草刈りの苦労も困りものだ。

    伸び始めた雑草。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • おやつの時間。

    ラジオから正午の知らせがあると、仕事の手を止め、足場に腰を下ろして煙草に火を点ける。面白いのはそのタイミングで猫がやって来ることだ。去年生まれた白黒猫は、他所の梨棚でおやつを貰っているのか、腰を下ろす農夫はお茶の時間だと学んでいるらしい。普段は警戒して離れているくせに、おやつが貰えるとなるとゆっくり近寄って来る。残念だけど、仕事中は食べ物を摂らない主義だ。昼も食べない。白黒猫はそのうち諦めて日向ぼっこに軽トラの荷台へ戻って行った。

    おやつの時間。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 雨が残る朝。

    朝のうちは雨が残った。霧が出ていたが天気は回復の見込み。濡れる手袋を気にしつつ、剪定に没頭して山を下る時間には充分な枝を落とせた。ずっとこの調子ならよいのだけれど全体としては遅れている。開花は待ってくれないし、今年はなんだか早まりそうな気もする。花摘みが始まれば剪定はそこで中止となり、受粉が終わるまで再開は難しい。当面の目標として開花の前に剪定を終わらせてしまいたいものだ。

    雨が残る朝。

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    山国町東部梨団地

  • 枯れた苗木。

    2日間更新を止めてしまったのは持病のせいだ。激しい目眩に襲われて起き上がれなかった。この間の遅れはかなり痛い。今日は朝早くから山へ向かい、すぐ剪定に取り掛かったのだが、最初の1本は枯れた苗木だった。このスタートは良くない。焦っているところにやる気を削ぐ枯れた苗木。かちかちに硬くなって徒長枝を上げたまま死んでいた。原因は白紋羽病だ。土中の根が病原菌に感染した結果、白いカビに覆われてダメになる。土を農薬か熱湯で消毒する必要があるけれども、この場所への新植は諦めるべきだろう。他にもっと最適な空間はある。

    枯れた苗木。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 雪を水へ。

    寒い朝だったけれど暖かい1日となった。朝のうち気温が上がっていないと困るのは水だ。水道のホースには氷柱がびっしり詰まっているし酷い時は蛇口ハンドルが凍りついて動かない。そうなると水路を流れる山水が頼みなのだが、水量が少ないと汲み取れず最後には雪を集めて回ることになる。今朝もハケのバケツに雪を詰めて溶けるのを待った。溶けるまで1時間ほど。それまで枝を落としてまわり、そのあとようやく枝の保護剤を塗布できた。

    雪を水へ。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 底冷えする寒さ。

    用事があって午前中に日田市へ向かう。花月バイバスは高い山を通過するため雪がまだしっかり残っている。このぶんだと山国の山にも雪が残っているだろう。大急ぎで用を済ませ山国へ戻ったのは正午近く。そこから豊水の剪定を開始したのだが、寒さが堪える午後となった。空はどんより曇って頼りの太陽は何処にあるのか判らない。雪が残っているから焚き火を起こすにも時間を食いそうで止めておきたい。この冬いちばんの寒さに耐えながら、なんとか1本だけ剪定を済ませて山を下りた。今年の剪定は長引きそうだ。

    底冷えする寒さ。

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    日田市小野

  • 寒波が去る。

    ようやく寒波が去った。雪を残して行ったが、明日には消えているだろう。今回の寒波の停滞は長く、後半はもう諦め気分で雪雲が去るのをただ待った。太陽が見えると仕事は格段にやりやすい。空気は冷たく雪を踏むゴム長の指先は痛くても、手が動けばそれほど気にならない。寒波が降りてくる直前の集中力で剪定をやり、ぬかるんだ地面で転びそうになりつつ充分な作業がやれた。太陽にはこのまましばらく空に居座ってほしい。

    寒波が去る。

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    山国梨棚豊水幸水園

  • 豊水の剪定開始。

    降雪の合間。新高園から脚立やら農具を引き上げ、豊水の剪定を開始する。しかし昨夜の雪が枝にしっかり乗って切りにくい。最初の1本の枝を落としたあと、ちょうど切らしていた竹集めに向かった。山の上空にはまだ青空が見え、雪も降り出すという先の読めない天候だ。このあと予報通り崩れていくのか、日が出たままなのかは運次第。結局竹を集めたあと剪定の続行は諦めて山を下った。そろそろ寒波には去ってもらわないと剪定スケジュールは既に遅延が生じている。

    豊水の剪定開始。

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    山国梨棚新高園

  • 凍結と渋滞。

    自宅を出たのが、道路凍結が緩む8時頃。それでも山が近づくと雪がちらつき、路面状況が悪化した。事故があったらしく長い車列は山国町の境界を超えて耶馬溪町まで続いている。中津市から日田市へ向かう片側は交通量が多く凍結が緩んでいるが、その逆は目に見えてカチカチに凍りついている。車列の先頭は見えずまったく動かない。この時点で山へ向かうのは諦めたが、引き返えそうにもハンドルを大きく回す気にならない。とりあえず道の駅まで進んで一息つき、凍った道が完全に緩んでから来た道を戻った。

    凍結と渋滞。

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    耶馬溪町宮園

  • 摘み残したカボス。

    摘んでおいたカボスが底をついた。手が届かず放置しておいたカボスは収穫期を過ぎて実が萎縮している。梨も林檎も収穫期を過ぎると食べられなくなるが、外皮の厚いカボスは水分を失ったぶん縮むだけのようで、売り物にはならなくても味にそれほどの変化はなく感じる。つまり1個あたりから絞れる果汁がぐっと減っていくようなのだ。毎晩味噌汁に絞っていたカボスが突然なくなるのは寂しい。なるべく大きな実を摘んでみたがどれもスカスカだ。梨棚から脚立を運んで残りを落としてあげよう。

    摘み残したカボス。

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    庭のカボス

  • 大寒波来襲。

    山間地住みの弱点のひとつに急坂がある。午前中の降雪は大したことがなく、路面の凍結も所々。しかし急坂を走るとなると話は違ってくる。山間地の農家は坂の先にあることが多く、車の出入りは不安が付き纏う。今朝は暗いうちから梨棚へ向かうのを諦めた。家の敷地にある急坂で早速スリップしたからだ。タイヤの空転はほんの一瞬だとしても、坂を抜けたその先にはもっと長い坂があり、山国の山は坂道しかない。今日と明日は動けそうにない。

    大寒波来襲。
  • 新高の剪定完了。

    新高の剪定がようやく終わった。明日から豊水に取り掛かるけれども、天気が荒れそうだ。寒波の南下と共に降雪。明け方から降り始め、週半ばまで雪のマークが並んでいる。しっかりと降り続けるのか、それとも案外日中には溶けてしまう程度なのか、山の上は予報が確実ではない。どのみち寒いなか焚き火に齧り付いて動けないことに変わりはないが、山へ上がれないほどの雪は本当に勘弁だ。

    新高の剪定完了。

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    山国梨棚新高園

  • 小雨の暖かい日。

    小雨のスタート。雨はすぐに上がって何故か暖かい1日だった。新高の剪定は明日で終わる。明日までは空が持ってくれそうなのでギリギリの終了だ。その後大寒波がやってきて梨棚はおそらく雪を冠る。豊水の剪定開始は降雪のあとになりそうだ。とにかく終わりが見えてほっとしている。明日は雨にならないよう祈るばかり。

    小雨の暖かい日。

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    山国梨棚新高園